診療実績・病院指標

令和1年度 柏厚生総合病院 病院指標

■集計条件

  • 平成31年4月1日~令和2年3月31日に退院した患者さま
  • 医療保険を使用された患者さま。(自動車賠償責任保険や労災保険、自費診療で入院された患者さまは含まれません。)
  • 一般病棟に1日以上入院された患者さま。(回復期リハビリテーション病棟を算定する病棟のみに入院された患者さまは含まれません。)

■補足

  • 規定により、患者数が10名未満の場合は「-(ハイフン)」で表示してあります。
  • 年齢は入院日時点の年齢を基準としています。
  • 平均在院日数の計算に用いている日数は、一般病棟から一般病棟以外の病棟へ転棟した場合は最終的な退院までの日数です。
    当院では急性期医療を行う一般病棟だけでなく、回復期リハビリテーション病棟を算定する病棟を備え、総合的な治療管理を行っております。そのため、全国平均在院日数と比較して当院の在院日数が長くなる傾向があります。 急性期医療のみを行っている施設と、平均在院日数の単純比較はできませんのでご注意ください。
  • 手術別患者数は、入院中に複数の手術を行った場合は主たる手術のみをカウントするので実際に行われた手術件数より少なくなる場合があります。
  • こちらの病院指標の公表にあたりましては、「医療広告ガイドライン」を遵守しています。

1. 年齢階級別退院患者数

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年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 406 131 108 161 449 664 1248 2154 1587 480

地域の中核病院として幅広い年齢層の患者さまにご利用いただいています。入院治療を必要とされる方が増えてくる60代以上の患者さまが多い傾向にありますが、小児の患者さまも多く診療しています。

2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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●診療科名:外科 診療科コード:110
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
060100xx01xx0x 大腸の良性疾患
内視鏡的
ポリープ・粘膜切除術
381 2.26 2.63 0% 64.96
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア 87 4.38 4.85 0% 71.09
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍
内視鏡的胃、十二指腸
ポリープ・粘膜切除術
43 11.21 8.27 0% 65.77
060102xx99xxxx 大腸憩室炎 40 7.65 7.65 0% 61.93
060210xx99000x 腸閉塞 40 8.68 8.89 0% 69.80

外科で最も多い症例は、内視鏡的切除術を行う大腸ポリープです。次に多い症例は、鼠径ヘルニアで手術を行う症例、胃の悪性腫瘍に対する内視鏡的粘膜切除術です。
外科の診療内容について

●診療科名:呼吸器外科 診療科コード:160
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 針生検あり 70 2.79 3.34 0% 70.93
040040xx97x0xx 肺の悪性腫瘍 手術あり 36 11.08 11.51 0% 67.89
040200xx01x00x 気胸 手術あり 13 5.62 10.18 0% 40.85
040040xx97x80x 肺の悪性腫瘍 手術あり
化学療法あり
19.52
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 14.62

呼吸器外科で最も多い症例は、針生検を目的とした肺の悪性腫瘍疑いの症例です。その他に、肺の悪性腫瘍に関する症例が多くを占めています。気胸に対する手術も行っています。当院では、肺の悪性腫瘍に対して、手術だけでなく、凍結治療という局所麻酔下の治療も行っております。
呼吸器外科の診療内容について

●診療科名:血管外科 診療科コード:170
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
050180xx02xxxx 下肢静脈瘤
下肢静脈瘤手術あり
180 3.14 2.78 0% 66.85
050170xx03000x 下肢閉塞性動脈硬化症
四肢の血管拡張術・血栓除去術あり
41 15.54 5.34 4.88% 76.56
050170xx99000x 下肢閉塞性動脈硬化症 14 4.36 7.82 0% 75.14
050163xx03x0xx 腹部大動脈瘤、腸骨動脈瘤
ステントグラフト内挿術あり
13 14.46 11.75 0% 82.85
050200xx97xxxx 循環器疾患
血管塞栓術あり
9.77

血管外科で最も多い症例は、下肢静脈瘤です。次に多い症例は下肢閉塞性動脈硬化症や腹部大動脈瘤・腸骨動脈瘤などの動脈拡張性疾患です。その他に、ペースメーカー手術、透析導入時のシャント作成および維持透析患者さまのシャント不全などにも対応しています。
血管外科の診療内容について

●診療科名:心臓外科 診療科コード:171
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数
(自院)
平均在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用
パス
050080xx01010x 弁膜症 手術あり 17 30.71 23.77 0% 74.00
050080xx99000x 弁膜症 手術なし 11.51
050130xx99000x 心不全 17.71

心臓外科で最も多い症例は、弁膜症(大動脈弁閉鎖不全症、僧帽弁狭窄症等)です。その他にも、循環器全般の外科治療(虚血性心疾患、大動脈解離、大動脈瘤、不整脈、心臓腫瘍等)にも対応しています。
心臓外科の診療内容について

●診療科名:内科 診療科コード:010
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 大腸の良性疾患 内視鏡的
ポリープ・粘膜切除術
77 2.38 2.63 0% 61.92
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 72 31.86 20.84 8.33% 85.90
060340xx03x00x 胆管結石、胆管炎
限局性腹腔膿瘍手術あり
63 9.32 9.79 0% 75.14
0400800499x00x 肺炎等(市中肺炎以外
かつ75歳以上)
41 35.54 18.69 9.76% 86.22
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 37 19.05 12.58 5.41% 79.78

内科で多い症例は、内視鏡的切除術を行う大腸ポリープ、誤嚥性肺炎です。他に胆管結石・胆管炎や75歳以上の高齢者の肺炎です。なお、市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。
内科の診療内容について

●診療科名:循環器内科 診療科コード:070
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患
経皮的冠動脈形成術等
276 3.73 4.40 0% 72.21
050050xx99200x 狭心症、慢性虚血性心疾患
心臓カテーテル検査
+血管内超音波検査等
269 3.25 3.15 0% 73.17
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患
心臓カテーテル検査
219 3.32 3.01 0% 73.09
050130xx99000x 心不全 44 21.98 17.71 2.27% 78.55
050030xx97000x 急性心筋梗塞
経皮的冠動脈ステント留置術
28 13.00 12.37 0% 69.50

循環器内科で最も多い症例は、狭心症です。次に多い症例は心不全です。当院では循環器ホットラインを開設し24時間365日、救急患者さまの受け入れをおこなっています。
循環器内科の診療内容について

●診療科名:血液内科 診療科コード:480
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
130060xx97x40x 骨髄異形成症候群
輸血・化学療法あり
14 21.14 20.30 0% 71.71
130060xx97x00x 骨髄異形成症候群
輸血療法あり
14 15.86 15.22 0% 82.57
130060xx99x4xx 骨髄異形成症候群
化学療法あり
10.43
130030xx99x40x 非ホジキンリンパ腫
化学療法(リツキシマブ)あり
15.79
130030xx99x00xx 非ホジキンリンパ腫 9.76

血液内科で最も多い症例は骨髄異形成症候群です。次に多い症例は非ホジキンリンパ腫です。
また、再生不良性貧血や特発性血小板減少性紫斑病といった血液良性疾患にも対応しています。
血液内科の診療内容について

●診療科名:糖尿病内科 診療科コード:530
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病
(末梢循環不全なし)
インスリン製剤あり
19 13.84 13.72 0% 68.37
100070xx99x000 2型糖尿病
(末梢循環不全なし)
12 12.17 10.84 0% 59.00
100070xx99x100 2型糖尿病
(末梢循環不全なし)
インスリン製剤・副傷病あり
15.20

糖尿病内科は、2型糖尿病患者さまが多く占めています。糖尿病は血糖値が上昇することで様々な合併症を引き起こす全身の病です。他診療科と協力して血糖管理を行うことはもちろん、最新のCT・MRIなどの検査機器を用いて合併症の早期発見・早期治療にも努めています。
当院では医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・歯科衛生士・検査技師などの各専門スタッフが連携し、さまざまな角度から健康管理をサポートします。
糖尿病内科の診療内容について

●診療科名:整形外科 診療科コード:120
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
070230xx01xxxx 膝関節症
人工関節再置換術等あり
129 19.36 23.56 0% 73.65
160800xx01xxxx 股関節大腿近位骨折
人工骨頭挿入術あり
122 38.77 25.94 4.10% 82.31
160760xx97xxxx 前腕の骨折
手術あり
93 4.12 5.54 0% 58.14
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症
人工関節再置換術等あり
79 19.01 21.53 0% 67.92
160700xx97xx0x 鎖骨・肩甲骨の骨折
手術あり
53 5.55 5.94 0% 47.34

整形外科で最も多い症例は、膝関節症です。次に多い症例は大腿骨近位(股関節)の骨折です。その他に前腕の骨折、股関節症、鎖骨・肩甲骨の骨折などの症例が多くあります。
整形外科の診療内容について
人工関節センターの診療内容について

●診療科名:脳神経外科 診療科コード:150
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷
その他の手術あり
22 18.95 9.67 0% 71.68
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 13 6.62 7.34 0% 64.15
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫 10 38.60 18.81 10% 72.10
010070xx9910xx 脳血管障害 10 2.40 3.14 0% 69.30
010060x2990401 脳梗塞
エダラボンあり
16.13

脳神経外科で最も多い症例は、頭蓋内損傷(脳挫傷・脳震盪など)です。その他にも、脳梗塞、脳血管障害など脳神経外科疾患全般に対応しています。
脳神経外科の診療内容について

●診療科名:脳神経内科 診療科コード:151
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
010060x2990201 脳梗塞 リハビリあり
発症3日目以内
28 25.32 16.16 3.57% 77.00
010230xx99x00x てんかん 14 15.21 7.10 0% 66.79
030400xx99xxxx めまい 13 9.31 5.01 0% 74.77
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 11 14.36 7.34 0% 71.55
010060x0990201 脳梗塞 リハビリあり
発症4日目以降又は無症候性
10 51.00 16.17 10% 69.20

脳神経内科で最も多い症例は、脳梗塞です。次に多い症例は、てんかん、良性発作性頭位めまい症や内耳性めまいです。脳神経外科疾患の手術以外の予防・診断・内科的治療・リハビリテーションなどに対応しています。
脳神経内科の診療内容について

●診療科名:皮膚科 診療科コード:300
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
080010xxxx0xxx 蜂窩織炎 22 8.68 12.55 0% 60.05
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 12 6.67 9.00 0% 67.75
050180xx02xxxx 下肢静脈瘤
下肢静脈瘤手術あり
2.78

皮膚科で最も多い症例は、蜂窩織炎です。次に多い症例は帯状疱疹です。
当院の皮膚科では、総合病院の利点を生かし、各種検査や他科との連携を通じ様々な皮膚疾患の奥にひそむ原因の精査を行うことができます。
皮膚科の診療内容について

●診療科名:小児科 診療科コード:100
DPCコード DPC名称> 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
0400801199x00x 肺炎等 75 5.07 5.69 0% 3.31
040100xxxxx00x 気管支喘息 48 4.63 6.64 0% 4.10
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 39 3.62 5.39 2.56% 4.49
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 35 4.86 6.19 2.86% 0.89
060160x101xxxx 鼠径ヘルニア
手術あり
22 1.32 2.81 0% 4.73

小児科で最も多い症例は、肺炎です。次に多い症例は気管支喘息、ウイルス性腸炎です。当院では、常勤小児外科専門医が在籍し、外傷、鼠経ヘルニア、陰嚢水腫、包茎、急性虫垂炎、自然気胸等の外科疾患にも対応しております。
小児科の診療内容について

小児外科の診療内容について
●診療科名:乳腺外科 診療科コード:610
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx01x0xx 乳房の悪性腫瘍
乳房部分切除術
(腋窩部郭清を伴うもの)
44 9.82 10.34 0% 60.23
090010xx02x0xx 乳房の悪性腫瘍
乳房部分切除術
(腋窩部郭清を伴わないもの)
38 4.58 6.10 0% 60.32
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍
化学療法あり
11 2.82 6.66 0% 61.18
090010xx99x00x 乳房の悪性腫瘍 8.43
090020xx97xxxx 乳房の良性腫瘍
乳腺腫瘍摘出術
3.94

乳腺外科で多い症例は、乳房部分切除術を目的とした乳房の悪性腫瘍です。
乳腺外科の診療内容について

●診療科名:耳鼻咽喉科 診療科コード:240
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸症候群
終夜睡眠ポリグラフィーあり
36 2.00 2.03 0% 55.78
030400xx99xxxx めまい 35 3.57 5.01 0% 62.57
030250xx990xxx 睡眠時無呼吸症候群 29 2.00 3.22 0% 55.14
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎 23 4.91 5.45 0% 42.26
030440xx01xxxx 慢性化膿性中耳炎・中耳真珠腫 鼓室形成手術あり 16 4.44 7.85 0% 54.06

耳鼻咽喉科で最も多い症例は、睡眠時無呼吸症候群です。次に多い症例は、めまい等の前庭機能障害です。
耳鼻咽喉科の診療内容について

●診療科名:眼科 診療科コード:230
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
020110xx97xxx0 白内障
手術あり 片眼
177 1.88 2.78 0% 74.56
020110xx97xxx1 白内障
手術あり 両眼
118 3.75 5.09 0% 73.88
020110xx99xxxx 白内障 手術なし 2.66

眼科では、入院症例のほとんどが白内障の手術目的です。総合病院の利点を生かし、他診療科と連携をとり、糖尿病・高血圧などの管理を含め、体の健康を維持できるようサポートを行っています。
眼科の診療内容について

●診療科名:泌尿器科 診療科コード:310
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
110080xx991x0x 前立腺の悪性腫瘍
針生検あり
107 2.03 2.49 0% 69.36
110080xx01xxxx 前立腺の悪性腫瘍
前立腺悪性腫瘍手術あり
26 13.62 12.18 0% 68.04
110070xx02020x 膀胱悪性腫瘍 経尿道的術手術あり 化学療法あり 20 7.45 7.25 0% 71.10
110200xx02xxxx 前立腺肥大症
経尿道的手術あり
14 8.43 8.52 0% 71.00
110070xx0200xx 膀胱悪性腫瘍
経尿道的手術あり
11 6.36 7.07 0% 75.00

泌尿器科で最も多い症例は、前立腺針生検を目的とした前立腺悪性腫瘍疑いです。次に多い症例は、前立腺悪性腫瘍に対する手術を目的とした症例です。当院では平成31年4月より、手術支援ロボット(ダビンチ)を導入しており、泌尿器科では前立腺の悪性腫瘍が手術対象となっております。
泌尿器科の診療内容について

●診療科名:形成外科 診療科コード:130
DPCコード DPC名称 患者数 平均在院日数(自院) 平均在院日数(全国) 転院率 平均年齢 患者用パス
020230xx97x0xx 眼瞼下垂
眼瞼下垂症手術あり
59 2.95 3.10 0% 73.31
070010xx970xxx 骨軟部良性腫瘍
皮膚、皮下腫瘍摘出術あり
10 3.00 4.67 0% 28.80
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外)
皮膚、皮下腫瘍摘出術あり
7.90
100100xx97x1xx 下肢皮膚潰瘍
手術あり
48.04
070010xx010x0x 骨軟部良性腫瘍
軟部腫瘍摘出術あり
5.41

形成外科で最も多い症例は、眼瞼下垂症です。次に多い症例は骨軟部の良性腫瘍です。その他に皮膚の悪性腫瘍、下肢の皮膚潰瘍などの症例があります。
形成外科の診療内容について

3. 初発の5大がんのUICC病気分類別並びに再発患者数

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  初発 再発 病期分類基準(※) 版数
  StageⅠ StageⅡ StageⅢ StageⅣ 不明
胃癌 96 12 1 8
大腸癌 31 15 23 18 43 1 8
乳癌 61 32 11 1 8
肺癌 14 17 20 1 8
肝癌 1 8

※1:UICC TNM分類, 2:癌取扱い規約

  • 当院は地域の基幹病院としてがん治療にも力を入れており、千葉県がん診療連携協力病院・日本がん治療認定医機構認定研修施設・日本乳癌学会関連施設の認定を受けています。全体的に早期がんの患者さまが多い傾向にありますが、終末期の患者さままで幅広く診療を行っています。
  • 5大がんの他に当院で症例数の多いがんは、前立腺がん、膀胱がん、食道がん、膵臓がん、白血病・悪性リンパ腫等の造血器腫瘍です。

補足

  • ①再発の考え方が診療現場で使用される再発とは異なります。DPCのデータ提出ルールに基づく初発・再発での集計のため、本来の再発に加えて再発と診断されていなくても当院・他院を問わずに、初回治療完了後にその癌に対して診療した場合も再発にカウントされています。そのため、実際の再発患者数よりも大変多くなっていますのでご注意ください。
  • ②患者数は同じ患者さまが入退院を繰り返した場合、入退院の回数分をカウントする延べ患者数となっています。そのため、化学療法などで入退院を繰り返すことが特に多い「StageⅢ、StageⅣ、再発」の患者数は実際の患者数よりも大変多くなっていますのでご注意ください。

4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等

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  患者数 平均在院日数 平均年齢
軽症 20 8.90 57.45
中等症 105 20.12 80.43
重症 37 29.97 83.62
超重症 13 16.23 87.00
不明

市中肺炎とは、普段の社会生活の中でかかる肺炎のことです。
当院では中等症の患者さまが半数以上を占めています。


補足

  • 重症度は市中肺炎ガイドライン重症度分類システム(A-DROPシステム)により分類しています。

5. 脳梗塞の患者数等

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発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 124 49.02 77.16 4.26%
その他 17 47.47 73.29 0.71%
  • 当院では急性期医療だけでなく、回復期リハビリテーション病棟というリハビリテーションを集中的に行う病棟等も備えており、総合的な治療管理を行っています。
  • 回復期リハビリテーション病棟は、日曜日や祝日もリハビリを受けることができるように365日体制でのリハビリテーションを提供しています。

補足
平均在院日数は急性期医療を行う一般病棟の期間だけではなく、回復期リハビリテーション病棟等に移られて退院するまでの日数です。一般病棟のみの他病院と、平均在院日数の単純比較はできませんのでご注意ください。

6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)

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●診療科名:外科 診療科コード:110
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 401 0.24 1.09 0% 65.57
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 76 2.68 3.89 0% 61.51
K6335 鼠径ヘルニア手術 66 1.53 2.06 0% 72.83
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 46 1.20 9.46 0% 66.07
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 28 5.57 11.07 0% 69.04

外科で多い入院手術は、内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術や腹腔鏡下胆嚢摘出術です。
患者さまに負担の少ない内視鏡や腹腔鏡での治療を積極的に行っています。

外科の診療内容について

●診療科名:呼吸器外科 診療科コード:160
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 19 0.63 3.53 0% 70.95
K5131 胸腔鏡下肺切除術
(肺嚢胞手術(楔状部分切除)
10 2.30 2.30 0% 39.50
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術
(区域切除)

呼吸器外科で最も多い入院手術は、血管塞栓術です。これは腫瘍への血管を閉鎖させることで、腫瘍を縮小あるいは腫瘍の成長を止める(遅らせる)ことが目的です。

呼吸器外科の診療内容について
●診療科名:血管外科 診療科コード:170
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K617-4 下肢静脈瘤血管内焼灼術 172 1.01 1.01 0% 66.58
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 50 3.50 11.02 4.00% 76.78
K5612ロ ステントグラフト内挿術
(腹部大動脈)
11 2.91 11.82 0% 80.55
K616-4 経皮的シャント拡張術・血栓除去術 11 0.91 1.27 0% 73.45
K5612ハ ステントグラフト内挿術
(腸骨動脈)

血管外科で最も多い入院手術は、下肢静脈瘤血管内焼灼術です。これは逆流が生じた静脈の中にレーザーのついた細いカテーテルを挿入し、レーザーの熱によって静脈を塞いでしまう治療法です。血管外科では、対象となる患者さまが高齢であることが多いため、低侵襲治療と呼ばれる“患者さまの身体にかかる負担が少ない治療”を積極的に選択しております。

血管外科の診療内容について
●診療科名:内科 診療科コード:010
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 74 0.35 1.27 0% 63.50
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 52 2.00 15.60 0% 76.38
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 36 0 6.14 0% 71.86
K654 内視鏡的消化管止血術 19 3.63 14.74 21.05% 66.21
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 18 0.83 2.72 0% 63.11

内科で多い入院手術は、内視鏡による大腸ポリープや胃ポリープ(胃の悪性腫瘍)切除術です。その他に、内視鏡的胆道ステント留置や内視鏡的消化管止血術などにも対応しています。

内科の診療内容について
●診療科名:循環器内科 診療科コード:070
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術
(その他)
256 2.17 1.83 0% 72.75
K5491 経皮的冠動脈ステント留置術
(急性心筋梗塞)
24 0 13.38 4.17% 68.38
K5463 経皮的冠動脈形成術
(その他)
18 2.44 4.67 0% 78.11
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術
(不安定狭心症)
18 0.11 10.28 0% 65.17
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 14 4.36 4.00 0% 71.93

循環器内科で最も多い入院手術は、経皮的冠動脈ステント留置術です。
上肢の橈骨動脈や上腕動脈などから「カテーテル」という細い管を挿入し、冠動脈の狭窄部まで進め、ステントという小さいメッシュ状の金属の筒を血管に留置する低侵襲的な治療法です。

循環器内科の診療内容について
●診療科名:整形外科 診療科コード:120
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K0821 人工関節置換術(肩・股・膝) 214 1.64 16.86 0% 71.44
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨・上腕・大腿) 113 2.82 34.67 5.31% 79.59
K0462 骨折観血的手術(前腕・下腿・手舟状骨) 62 1.65 12.60 0% 58.95
K0483 骨内異物(挿入物を含む)
除去術(前腕・下腿)
53 0.53 1.09 0% 46.15
K0463 骨折観血的手術(鎖骨・膝蓋骨・その他) 52 1.48 8.73 0% 54.17

整形外科で最も多い入院手術は、人工関節置換術です。肩・股・膝の各関節に対応しています。平成30年8月より人工関節センターを設立して、症状にあわせた治療法の提案を行っています。

整形外科の診療内容について
人工関節センターの診療内容について
●診療科名:脳神経外科 診療科コード:150
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 25 2.48 20.44 0% 74.44
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 12 7.75 26.00 0% 76.33
K1781 脳血管内手術(1箇所)

脳神経外科で最も多い入院手術は、慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術です。
頭蓋骨に小さな穴をあけて、管を挿入し脳と頭蓋骨の間にある血腫を除去・洗浄する手術です。

脳神経外科の診療内容について
●診療科名:小児科 診療科コード:100
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 鼠径ヘルニア手術 15 0 0 0% 4.53
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術
K7151 腸重積症整復術

小児科で最も多い入院手術は、鼠径ヘルニア手術です。その他に、陰嚢水腫、包茎、自然気胸などにも対応しています。

小児科の診療内容について
小児外科の診療内容について
●診療科名:乳腺外科 診療科コード:610
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 38 1.18 2.39 0% 60.32
K4763 乳腺悪性腫瘍手術(乳房切除術
(腋窩部郭清を伴わない))
29 1.41 6.93 0% 61.34
K4765 乳腺悪性腫瘍手術
(乳房切除術・胸筋切除を併施しない)
10 1.50 6.60 0% 58.50
K475 乳房切除術
K4764 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴う))

乳腺外科での入院手術の多くは、乳腺悪性腫瘍(がん)に対する乳房切除術です。
当院では形成外科医との協働により、「人工物(シリコンバッグ)」による乳房再建術も行えるようになっています。

乳腺外科の診療内容について
●診療科名:耳鼻咽喉科 診療科コード:240
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃手術(摘出) 16 1.00 6.81 0% 24.13
K370 アデノイド切除術
K3192 鼓室形成手術(耳小骨再建術)

耳鼻咽喉科で最も多い入院手術は、口蓋扁桃手術です。習慣性扁桃炎、睡眠時無呼吸症候群などの治療目的で行います。

耳鼻咽喉科の診療内容について
●診療科名:眼科 診療科コード:230
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2821ロ 水晶体再建術
(眼内レンズを挿入)(その他)
295 0.03 1.60 0% 74.29

眼科の入院手術は、白内障に対する水晶体再建術です。濁った水晶体を超音波で吸引して、人工の眼内レンズを埋め込みます。

眼科の診療内容について
●診療科名:泌尿器科 診療科コード:310
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K8036ロ 膀胱悪性腫瘍手術
(経尿道的手術)(その他)
31 1.19 4.87 0% 72.48
K843-4 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術
(内視鏡手術用支援機器を用いる)
23 1.09 11.43 0% 68.04
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除術(ホルミウムレーザー) 13 3.92 6.92 0% 72.08
K773 腎(尿管)悪性腫瘍手術
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術

泌尿器科で最も多い入院手術は、膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)です。尿道から手術用内視鏡を膀胱内に挿入し、膀胱内の腫瘍を診断と治療を兼ねて切除します。“表在性の膀胱がん”であれば、この手術が根治的治療となります。”浸潤性の膀胱がん”であっても、がんの状態を評価して今後の治療方針を決定する手術になります。当院では平成31年4月より、手術支援ロボット(ダビンチ)を導入しており、泌尿器科では前立腺の悪性腫瘍が手術対象となっております。

泌尿器科の診療内容について
●診療科名:形成外科 診療科コード:130
Kコード 名称 患者数 平均術前日数 平均術後日数 転院率 平均年齢 患者用パス
K2191 眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法) 56 0 1.98 0% 73.36
K0072 皮膚悪性腫瘍切除術
K0051 皮膚、皮下腫瘍摘出術

形成外科で最も多い入院手術は、眼瞼下垂症手術(眼瞼挙筋前転法)です。余った皮膚を切除した後、眼板と筋膜を固定して、眼瞼下垂を修復する手術です。

形成外科の診療内容について

7. その他(播種性血管内凝固等の請求率)

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DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一
異なる 18 0.24%
180010 敗血症 同一 14 0.19%
異なる 22 0.30%
180035 その他の真菌感染症 同一
異なる
180040 手術・処置等の合併症 同一 20 0.27%
異なる

こちらの指標は医療の質の改善に資するため、臨床上ゼロにはなりえないものの、少しでも改善すべきものとして入院契機病名(入院のきっかけとなった病名)との同一性を区別して症例数と発生率を示したものです。すべて1%未満の低い請求率となっています。

更新履歴

2020年9月25日 令和1年度の病院指標を公開しました。

診療実績・病院指標