診療方針
脳卒中を中心とした脳の病気は、そのほとんどが突然にやってきます。一度発症してしまうと、待ったなしの時間勝負になることが多く、検査・判断・治療を速やかに行わなければなりません。一方で、日本における脳卒中診療体制は地域によって様々であり、残念ながら地域格差が存在します。大都会では診療体制が整っているにも関わらず、救急の断りによる「たらいまわし」が存在し、田舎ではそもそも診療体制が整っていないこともあります。
当院では救命救急医療体制が充実しており、「断らない救急診療」を心掛け、救急車からのホットラインの連絡を速やかに受け取り、昼夜を問わず、CT、MRI等の最新の検査が可能となっており、更には院内各部署との連携により、遅滞なく必要な治療が行える体制を整えております。
従来ながらの開頭手術はもちろんのこと、最先端医療である血管内手術(切らずに治すカテーテル手術)においても、経験豊富な技術・資格を有した専門医師が担当し、手術の当日のみならず、定期的な検査・診察により、術後の何年先までも皆様の健康をお守り致します。
また、当院では、常に最高水準モデルの医療機器を充実させるべく、計画的設備投資を行っており、カテーテル機器においては、2024年11月より3台の機器をとりそろえ、血管内手術を必要とされる複数人の方が同時に急病を発症したとしても、速やかな治療が可能となる予定です。
外来診療においては、必要な検査を短時間で行えるように心掛けております一方で、ひとりひとりの患者様に対し、丁寧な診療をさせて頂きたいと考えております。初めて当院を受診された方が、後日の検査予約にならぬよう、可能な限り診察当日に必要な検査を行い、その日の内に結果を説明させて頂く方針でおります。
病気により、後遺症が残ってしまった方に対しても、当院では回復期リハビリテーション病棟が充実しており、急性期治療後のリハビリテーション加療も安心して行うことができます。超急性期から回復期リハビリテーションまで「切れ目なく」治療を行い、社会復帰に向けて病院全体で対応致します。
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