2024年4月、当院で婦人科を開設しました。詳細な業務に関してご紹介させて頂きます。
婦人科良性疾患に関して、子宮筋腫や卵巣腫瘍などロボット支援下、腹腔鏡下、腟式及び開腹による手術療法を中心に治療しております。手術負担の少ない、早く社会復帰できる低侵襲性手術を積極的に検討させていただきます。特に、お腹に傷がない経腟的腹腔鏡下手術(vNOTES)も行っております。子宮内膜ポリープ、粘膜下子宮筋腫に対して、子宮鏡下手術の選択肢もあります。子宮内膜症は、癌化のリスクを考慮した上、自覚症状、年齢、挙児希望有無などご本人の意思を尊重し、個別に治療方針を提案させて頂きます。
女性ヘルスケアでは、月経関連疾患、更年期障害、骨盤臓器脱などが挙げられます。骨盤臓器脱は保存的な治療ではなく、手術的治療も積極的に行っております。
婦人科では、子宮頸癌、子宮体癌および卵巣癌の悪性腫瘍に対して、手術療法、化学療法、放射線療法など実施しております。しかし、進行子宮頸癌に対する放射線治療では、腔内照射(子宮の内側から照射する小線源治療)を含めて実施不可能である場合には近隣連携病院へご紹介させていただいております。
今後、地域の女性健康に全力を尽くします。