回復期リハビリテーション

回復期リハビリテーションとは

脳血管疾患や骨折などの急性期の治療を受け、病状が安定し始めた時期に、身体機能の向上とともに在宅復帰、社会復帰を目指すために集中的なリハビリテーションを行うための病棟です。

当院の特徴

1、チーム医療
医師、看護師、介護福祉士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、管理栄養士、薬剤師、ソーシャルワーカーなどの専門職がチームとなって、患者様やご家族様を支援致します。
回復期病棟に入棟した当日には、リハビリスタッフ、看護師、介護福祉士と共に患者様の元に伺い、一緒に日常生活動作能力を確認し共有します。

また、週に一度は多職種でのカンファレンスを実施し、患者様一人ひとりの病棟での様子やリハビリテーションの状況、退院時の目標などを共有しています。リハビリでの練習にて出来るようになったことを、実際の生活でもしっかりと行えるようスタッフ間で細かく情報共有し、患者様の出来る力を最大限に生かせるような関わりをしています。
患者様それぞれの目標に向かって各職種が専門性を発揮し、患者様、ご家族様をサポート致します。

カンファレンスの様子

2、充実したリハビリテーションの提供
患者様が1日でも早く在宅復帰、社会復帰が出来るよう、365日土日祝日も途切れなくリハビリテーションを実施しています。リハビリテーションの時間以外でも、日常生活全てがリハビリテーションに繋がります。その為日中はなるべくベッド上ではなく、ラウンジや自室で起きて過ごせるようにするなど、日常生活上でも工夫しています。

3、一貫したリハビリテーション提供体制
総合病院であるからこそ、急性期から回復期まで継続した途切れのないリハビリテーションの提供が可能です。同じ院内にいる急性期のスタッフと詳細な情報共有を行い、回復期病棟に入棟した当日からリハビリテーションを実施しています。更に、退院後は訪問リハビリテーションにより在宅での生活に即した練習も可能であり、急性期〜回復期〜生活期と一貫したリハビリテーションを提供出来る体制が整備されています。

4、退院支援
・外出、家事動作練習
退院後患者様が安心して日常生活を送れるようになることはもちろん、入院前の役割が担えるよう、患者様一人ひとりの生活に合わせたリハビリテーションを提供しています。
例えば、外出練習では通勤や屋外での買い物、散歩などを想定し、電車・バスに乗車をすることも含め、実際に近い環境にて実施し、安全性だけではなく、耐久性や周囲環境への配慮なども含め確認します。家事動作練習では、掃除や洗濯、調理などを実施します。調理練習では、道具の使用方法や火の管理など、一連の調理工程を確認します。その中で課題をより明確にし、解決に向けリハビリテーションプログラムを変更、更に練習を行っていきます。

調理練習の様子                              掃除練習の様子

・退院前訪問
必要に応じ退院前にリハビリテーションスタッフ、ケアマネージャー、福祉用具や自宅改修の業者がご自宅に訪問させて頂きます。患者様のお身体の状態に合わせ、家具などの配置変更、手すりの設置や段差解消などの環境設定や、ベッドや杖など福祉用具のご提案をさせて頂きます。またご家族様へは介助方法や日常生活上の注意点なども併せてお伝えさせて頂きます。

・退院前カンファレンス
必要に応じ退院前にリハビリスタッフ、看護師、ケアマネージャー、ソーシャルワーカーなどの各専門職種と患者様、ご家族様と一緒にカンファレンスを行います。退院後の生活に必要な福祉用具や環境設定、介護保険サービス、注意事項などを多角的な視点で確認していきます。退院にあたってご不安なことやご心配なことなどがあれば、どんな些細なことでもお伝え下さい。

回復期病棟スタッフ一丸となって、患者様の想いを尊重し、その方らしく生活出来るよう支援していきます。

 部門の紹介ページへ戻る

部門の紹介