看護部には、認定看護師、特定看護師、感染制御実践看護師、糖尿病療養指導士、呼吸器療法認定士、NST専門療法士など、さまざまなスペシャリスト達が活躍しています。専門医療チームへの参加や院内研修の講師、学会発表など、それぞれが自分の専門性を活かし、院内外問わず幅広く活躍しています。
スペシャリストの活躍
スペシャリストの紹介
こちらのページでは、スペシャリストたちのやりがいや活動内容、資格取得を目指したきっかけを載せていきます。
【特定看護師】Mさん
新人看護師の頃から褥瘡委員会に参加していたことがきっかけで、褥瘡(床ずれ)についてより深く知りたいと思い、看護師特定行為研修を受講しました。当院では、週1回、各病棟の褥瘡をもつ患者さまを医師、看護師、薬剤師等のチームで回診しています。深い褥瘡の場合、治る過程を阻害する壊死組織が表面を覆っていることがあります。特定看護師として医師から指示を受け、壊死組織を除去して創傷治癒を促しています。自分の学んだ知識や技術を活かし、患者さまの回復に貢献できることにやりがいを感じています。
【取得資格】
特定行為研修修了「創傷管理関連」(2021年度修了)
【認定看護師】Wさん
病と共に生きるご利用者様とご家族の苦悩を和らげ、その人生に寄り添うことができればと思い緩和ケア認定看護師となりました。地域で活動する者として、地域緩和ケアの向上に寄与できるよう、日々の訪問看護以外にも、他職種からの相談に応じたり、在宅医の協力を得て地域デスカンファレンスなどにも取り組んでいます。ご利用者様ご家族様にとってのかけがえのない時を共有できることのありがたさを実感しつつ、出会った命の物語に心を震わせながら、当ステーションのスタッフと共に訪問看護に励んでいます。
【取得資格】
緩和ケア認定看護師(2016年取得)
【特定看護師】Mさん
ICUで従事する中で、とりわけ人工呼吸器装着患者への看護に対する興味が強く、資格取得にたどり着きました。特定行為研修を修了してからは事前に医師とディスカッションを行い、患者の状態変化に合わせてタイムリーに人工呼吸器の設定変更をはじめとした調整をおこなっています。勉強・反省の毎日ですが、自身の介入により患者の状態が改善し、良い方向へ向かっていくのを実感した時には強くやりがいを感じます。現在は院内研修の開催を通して全体の呼吸ケアの底上げにも力を入れています。
【取得資格】
3学会合同呼吸療法認定士(2017年度取得)
特定行為研修修了「呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連、栄養及び水分管理に係る薬剤投与関連」(2021年度修了)
【特定看護師】Eさん
現在、5区分9行為の特定行為を行う特定看護師として院内で活動しています。必要時に部署を問わず、臨機応変に対応することで、医師の業務負担の軽減、患者さんへタイムリーな処置の提供、看護師間のスムーズ連携など、とても多くのメリットがあると感じています。看護師にはそれぞれの部署で得意な分野や領域があり、その逆もあると思われます。その中で分野、領域という枠に縛られず、ニーズがある場所で活躍できるのが、この特定看護師だと思います。今後も追加で区分別研修を受講し、1つの看護師のモデルケースになれるように努力していきたいと思います。
【取得資格】
特定行為研修修了「呼吸器(気道確保に係るもの)関連、呼吸器(人工呼吸療法に係るもの)関連、呼吸器(長期呼吸療法に係るもの)関連、栄養に係るカテーテル管理(中心静脈カテーテル管理)関連、動脈血液ガス分析関連」(2020年修了)
特定行為指導者研修修了(2021年修了)